埼玉県生活指導研究協議会HP

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資料です

反差別の活動などを一緒にやっている針生和美さんが授業レポートを上げてくれたので参考までに。
 
針生 和美さんが新しい写真4枚を追加しました — 渡辺雅之さんと一緒です。
 

今日、青山学院女子短期大学にて、渡辺さんの授業を受けてきました。
渡辺さんは教育課程の授業を担当していて、この日のテーマは自己責任論と、昨日のプライドパレードや性的マイノリティーについて。
自己責任論は、前から気になっていたテーマで、今の大学生がどう捉えているのかも気になっていたのでお邪魔させて頂きました。

プライドパレードは、ろでぃさんの写真をスライドで見ながら。 https://www.facebook.com/rody.clover/posts/859007490838638
「この写真に共通する事があります。なんだかわかりますか?」と言う渡辺先生の質問に、「画質が良い」という答えにはウケた。確かに。でも、その後次々と出た答えは「笑顔」。
「笑顔しか浮かばない」と呟く生徒さん。
そう、そう、そこ。なんかきっと伝わっていそうな気がした。
来年のレインボープライドのパレードに何人か参加してくれるといいなぁ。
ありのままの性や、姿かたちを祝福される気持ちを体験して欲しいなあと思う。
こんなに楽で、幸せな気分になれる事を感じて欲しい。世の中に蔓延している自己責任論の世界とは間逆の世界。
他人の行動を批判して「努力してこうしなさい」と言うのが自己責任論なら「ありのままで生きなさい」がレインボープライド。
そこには「笑顔しか無い。」

私は授業とか苦手だけど、あっという間に終わった授業。渡辺先生さすが。
生徒のみなさんは、なかなかこういう話が自分の生活に直接関わる事だと、実感が薄い人も居るかもしれないけど、どこかでハッと思い出すのだろうなあと、自分を振り返って思う。

授業が終わった後は喫茶店でカレーを食べながらフェイスブックで話題になった(コメント欄で。)「セカオワ」の話を中心に先生とダベりました。
話題の元になったのはこれ↓
https://www.facebook.com/masayuki.watanabe.7359447/posts/549607191848878
今日話して思ったのは、そもそもこの詩は抽象的で何について言ってるのかがはっきりわからないので、多分渡辺さんと松沢さんの話も何を対象にしているのかにズレがあるんだな、という事。
現場でイジメに向き合ってきた渡辺さんは、この詩をイジメの事として捉えていて、現場ではどちらがイジメているのかも白黒付けるのは難しい。そして理由も様々で、イジメを押さえつける様にやめさせたとしても、彼等はイジメていた人と関わる事自体を止めてしまう。そしてそこから無視する事になる。無視はイジメと判断されにくい。
そういう時に正義はどっちと決める事に何の意味も持たないという事。むしろそれは事態をより悪くする事になる。
その話を聞いて、私もこの詩について批判的な松沢さんの意見に同意していたけど、渡辺さん目線で見たらこの詩は批判すべき詩でも無いなと思いました。
なので、私の中でこの詩は渡辺さんの解釈も、松沢さんの解釈も、どちらも支持!というか、どうでも良くなっちゃったというか…。笑
でも、この詩の中にある自己責任論については渡辺さんもどうかなー、と話していて、勿論全てに「賛同!」という訳では無いとの事。
現場の話はやっぱり面白いな。

渡辺さんと分かれて、原宿のgapに行き、レスリー・キーさんの写真を見てきました。
https://www.facebook.com/photo.php?fbid=10153032844176713&set=a.10150458952626713.358769.693621712&type=1
LGBTの人たちの顔写真に囲まれるこの空間。
レスリー・キーさんが写す人物はなんでこんなに素敵なんだろう。

今日も良い一日でした。
渡辺先生、ありがとうございました(^o^)/♪